蕨市|新築事業所に自家消費型太陽光24.8kW・蓄電池9.8kWhを施工

埼玉県蕨市|新築事業所ビルの自家消費型太陽光発電

埼玉県蕨市の新築事業所ビルの陸屋根に、自家消費型太陽光発電24.8kW(ネクストエナジー製435Wパネル57枚)とオムロン製の産業用蓄電システム9.8kWhを施工した事例です。

建替による新築建物のため、建築工事の進行に合わせてパネル・架台を屋上へ荷揚げし、陸屋根用アルミ架台「D-RISE」の組立、太陽光パネル57枚(24.795kW)の設置、オムロン製ハイブリッドパワーコンディショナ・蓄電池の機器設置、屋上ハト小屋を経由する配管・配線、ストリングの開放電圧・極性確認までを一括で担当しました。

施工エリア埼玉県蕨市
施設種別事業所ビル(新築)
太陽光(DC)約24.8kW(24.795kW)
太陽光パネルネクストエナジー 435W×57枚
蓄電池オムロン 9.8kWh
パワコンオムロン 5.5kW×2台

施工事例の概要

施工エリア 埼玉県蕨市
施設種別 事業所ビル(建替・新築)
設置場所 建物屋上(陸屋根)
設備種別 自家消費型太陽光発電設備(産業用蓄電池併設)
太陽光パネル ネクストエナジー NER108M435E-ND(D)(N型TOPCon・435W)×57枚=24.795kW(約24.8kW)
ストリング構成 7直列・6直列のストリングで構成し、ハイブリッドパワコン2台へ接続
架台・パネル配置 陸屋根用アルミ架台「D-RISE」(JIS C 8955:2017対応)/3段19列・傾斜20度
パワーコンディショナ オムロン KPW-A55-2(P)J4(ハイブリッド5.5kW)×2台
蓄電システム オムロン マルチ蓄電プラットフォーム(蓄電池ユニット KP-BU98-S 9.8kWh/蓄電用パワコン KPBP-B/トランスユニット KP-TRN40)
停電時対応 特定負荷バックアップ(非常用負荷へ供給する構成)
監視・計測 ラプラス・システム Solar Link ZERO-T4+L・eye遠隔監視/買電計測 三菱電機 ME110GR-MBH
搬入・揚重 ラフタークレーンによる屋上一括荷揚げ(パネル・架台部材)
主な施工内容 陸屋根架台組立、太陽光パネル設置、パワコン・蓄電池・関連機器設置、配管・配線、架台ボルトの合いマーク確認、開放電圧・極性の確認

今回採用した太陽光パネル・蓄電システム

新築事業所ビルの自家消費という条件に対し、限られた屋上面積で発電量を確保しやすい高出力パネルと、停電時に非常用負荷を維持できる産業用蓄電システムを組み合わせました。採用機器は次のとおりです。

太陽光パネル:ネクストエナジー NER108M435E-ND(D)(435W)

N型TOPCon4.0セル・両面ガラス構造の産業用モジュール(公称最大出力435W/モジュール変換効率22.2%)です。57枚で24.795kW(約24.8kW)となり、屋上の陸屋根スペースで自家消費に必要な発電量を確保しています。製品保証15年・出力保証30年のモデルです(メーカー製品ページ)。

蓄電システム:オムロン マルチ蓄電プラットフォーム(9.8kWh)

蓄電池ユニット KP-BU98-S(9.8kWh)、蓄電用パワーコンディショナ KPBP-B、トランスユニット KP-TRN40で構成する産業用ハイブリッドシステムです。太陽光と蓄電池を同一システムで制御し、日中の自家消費に加え、停電時は特定負荷(非常用負荷)へ電力を供給できる構成としています(メーカー製品ページ)。

パワーコンディショナ・架台

パワーコンディショナはオムロン製ハイブリッドタイプ KPW-A55-2(P)J4(5.5kW)を2台使用し、7直列・6直列のストリングを接続しています。架台は陸屋根用アルミ架台「D-RISE」(JIS C 8955:2017対応)を採用し、パネルを3段19列・傾斜20度で屋上に設置しました。

施工写真

埼玉県蕨市の新築事業所ビルにおける、自家消費型太陽光発電設備の施工写真です。屋上への資材荷揚げから、陸屋根用アルミ架台の組立、太陽光パネル57枚の設置、オムロン製パワコン・蓄電池の機器設置、架台ボルトの合いマーク(増し締め確認)、ストリングの開放電圧・極性確認までを掲載しています。

蕨市の新築事業所ビル屋上に設置した自家消費型太陽光パネル(ネクストエナジー435W)
屋上太陽光パネルの設置状況陸屋根に組み立てたアルミ架台へ、435Wパネル57枚を3段19列・傾斜20度で設置した状況です。パネルの通り・固定状態・配線ルートを確認しながら施工しました。
新築ビル屋上へのパネル・架台部材の荷揚げ作業
屋上への資材荷揚げラフタークレーンでパネル・架台部材を屋上へ一括荷揚げした状況です。建築工事と調整のうえ、揚重日と仮置き場所を確保して搬入しました。
陸屋根用アルミ架台D-RISEとパネル裏のPVケーブル配線
架台・パネル裏の配線処理架台裏側でのPVケーブルの配線状況です。ケーブルのたるみ・固定・端部処理を確認し、風によるばたつきや将来の劣化を抑える納まりとしています。
屋上に設置したオムロン製ハイブリッドパワーコンディショナと蓄電システム
パワコン・蓄電機器の設置オムロン製ハイブリッドパワコン・蓄電池まわりの機器を設置した状況です。保守スペースと配線の引込ルートを考慮し、機器間隔・固定・防水の納まりを確認しました。
架台ボルトに施した合いマークによる増し締め・緩み確認
架台ボルトの合いマーク(増し締め確認)規定トルクで締め付けた架台ボルトとナットに合いマーク(合印)を施した状況です。マークのズレから締付状態の変化を確認できるよう、締付管理を行っています。
太陽光ストリングの開放電圧・極性の測定確認
開放電圧・極性の確認パワコンまわりで、ストリングごとの開放電圧・極性を測定・確認している状況です。結線の取り違えがないことを確認したうえで連系に進みます。

この現場で実際に行った施工と工夫

本案件は建替による新築建物のため、建築工事の進行と並行して屋上の発電設備を仕上げる必要がありました。資材はラフタークレーンで屋上へ一括荷揚げし、屋上(陸屋根)での架台・機器の納まりや建築側電気工事との取り合いを整理しながら施工しています。

陸屋根への架台設置と締付確認

陸屋根用アルミ架台「D-RISE」を組み立て、パネル57枚を3段19列・傾斜20度で設置しました。屋上のハト小屋・障害物との取り合いを確認して配置を決め、架台ボルトは規定トルクで締め付けたうえで合いマーク(合印)を施し、増し締め・緩みを確認しています。

ストリング構成と電気的な確認

7直列・6直列のストリングを構成してオムロン製ハイブリッドパワコン2台へ接続し、ストリングごとの開放電圧・極性を測定して結線の取り違えがないことを確認しました。屋上ハト小屋からのケーブルルートや、ケーブルラックなど建築側電気工事との取り合いも整理しながら配管・配線を施工し、蓄電池・パワコンの設置スペースと保守動線を確保しています。

主な作業手順

STEP 1

現地確認・取り合い整理

屋上のパネル配置・機器設置位置・配線ルートを確認し、建築側と揚重日・搬入日・作業範囲を整理しました。

STEP 2

資材荷揚げ

ラフタークレーンでパネル・架台部材を屋上へ一括荷揚げし、仮置き・養生を行いました。

STEP 3

架台組立・締付確認

陸屋根用アルミ架台を組み立て、規定トルクで締め付けたうえで合いマークを施し、締付状態を確認しました。

STEP 4

パネル設置・結線

435Wパネル57枚を設置し、7直列・6直列のストリング構成どおりに結線・配線処理を行いました。

STEP 5

機器設置・配管配線

オムロン製パワコン・トランスユニット・蓄電池・計測装置を設置し、ハト小屋経由の配管・配線を施工しました。

STEP 6

電圧・極性の確認

ストリングごとの開放電圧・極性を測定・確認し、連系に向けた最終確認を行いました。

みらい電設が対応できる理由

みらい電設は、神奈川県知事許可(第088603号)を受けた電気設備会社として、住宅用から高圧設備まで幅広い電気工事に対応しています。本事例のような新築建物の自家消費型太陽光では、揚重・搬入計画、陸屋根架台の組立とトルク管理、パネル・機器の設置、配管配線、開放電圧・極性の確認までを一体で対応できることが強みです。新築では屋上の防水仕様と架台基礎の納まり、建築工程と並行できる搬入計画、パワコン・蓄電池の設置スペースと通信経路まで設計・施工段階で整理する必要があり、建築側との取り合いを含めて竣工スケジュールに合わせた施工を行います。

関連サービス

本事例のような新築建物への自家消費型太陽光では、パネル・架台の施工だけでなく、蓄電池、受電設備との取り合い、電力申請・系統連系まで含めた確認が必要です。

新築建物への自家消費型太陽光の施工相談

新築・建替の建物で自家消費型太陽光を導入する場合は、発電容量だけでなく、建築工程との調整、屋上の納まり、蓄電池・パワーコンディショナの配置、電力申請・系統連系まで確認する必要があります。みらい電設では、揚重・搬入計画から架台・パネル施工、機器設置、運転開始前の確認まで、現地条件に合わせて対応します。