群馬県安中市|養豚場への自家消費型太陽光発電設置事例|既設電柱を活用した架空配線

群馬県安中市の養豚場にて、自家消費型太陽光発電設備を設置した事例です。PCS設置位置から既設キュービクルまでの距離が長かったため、既設電柱を活用し、架空配線によりキュービクル側まで接続しました。畜産施設の電力使用に合わせ、太陽光発電を場内で使用する自家消費型の構成です。

PCS構成

20kW×6台

配線方式

架空配線

配線距離

約145m

エリア 群馬県
施設用途 養豚場
設置方式 自家消費型太陽光発電
PCS HUAWEI SUN2000-20KTL-M3 × 6台
集電設備 集電箱No.1・集電箱No.2
保護・監視設備 RPR・OVGR、ZPD、Smart Logger、遠隔監視
連系先 既設キュービクル
特徴 PCS設置位置からキュービクルまで距離が長いため、既設電柱を活用して架空配線を実施
主な対応範囲 PCS設置、集電箱設置、架空配線、キュービクル接続、RPR・OVGR・ZPD・Smart Logger対応

施工写真

PCS設置位置から既設キュービクルまで距離があったため、既設電柱を活用して架空配線を行いました。高所作業車による電柱まわりの配線作業、トランスまわりの接続、盤内ブレーカー接続まで、長距離配線を伴う自家消費型太陽光発電設備として施工しています。

架空配線作業 群馬県の養豚場で既設電柱を使用して自家消費型太陽光の架空配線を行う作業状況
PCS設置位置からキュービクルまでの距離が長いため、既設電柱を活用して架空配線を行いました。高所作業車を使用し、電柱上部で配線ルートを確認しながら施工しています。
電柱まわりの施工 養豚場敷地内で高所作業車を使用して既設電柱まわりの架空配線を施工している状況
場内の既設電柱を利用し、架空配線ルートを構成しました。畜産施設では場内動線や既設設備との干渉を避けながら、配線ルートを確保することが重要です。
トランス接続まわり 自家消費型太陽光発電設備のトランスまわりでケーブルを接続している施工状況
トランスまわりのケーブル接続状況です。長距離配線を伴う案件では、幹線ルート、接地、保護機器、既設キュービクル側との接続条件を確認しながら施工します。
盤内接続確認 自家消費型太陽光発電設備の盤内ブレーカーと配線接続確認
盤内のブレーカー・配線接続を確認している状況です。PCSから集電した電力を既設受電設備へ接続するため、接続先、ブレーカー容量、接地線、配線整理を確認しています。

施工の概要

群馬県内の養豚場にて、自家消費型太陽光発電設備を設置しました。

畜産施設では、換気設備、給餌設備、ポンプ、照明、空調・温度管理設備などにより、日中も一定の電力を使用するケースがあります。本事例では、場内で発電した電力を施設内で使用する自家消費型の構成としました。

PCSは20kW機を6台設置し、集電箱No.1・No.2を介して既設キュービクル側へ接続しています。PCS設置位置とキュービクルの距離が長かったため、既設電柱を活用した架空配線により接続しました。

既設電柱を活用した理由

本事例では、PCS設置位置からキュービクルまでの直線距離が長く、配線ルートの検討が重要になりました。

地中埋設で長距離配線を行う場合、掘削範囲、舗装復旧、場内動線、既設埋設物、工期への影響が大きくなることがあります。そのため、現地にある既設電柱を活用し、架空配線でキュービクル側まで接続する方法を採用しました。

架空配線により、掘削・復旧範囲を抑えつつ、PCS側から既設受電設備側までの配線ルートを確保しています。

  • PCS設置位置からキュービクルまでの距離が長い
  • 場内の既設電柱を活用できる条件だった
  • 地中埋設に比べ、掘削・復旧範囲を抑えられる
  • 場内動線への影響を抑えやすい
  • 長距離配線でも点検しやすいルートを確保できる

架空配線は、現地条件の確認が重要です。
電柱の位置、支持点、離隔、道路・車両動線、既設設備との干渉、キュービクルまでの引込方法を確認したうえで、配線方式を決める必要があります。

主な作業手順

PCS設置から集電箱、架空配線、キュービクル接続、監視・保護機器の構成確認まで対応しました。

  1. PCS設置位置とキュービクル位置を確認
  2. 既設電柱を利用した架空配線ルートを確認
  3. PCS6台を設置し、各PCSの直流側・交流側配線を整理
  4. 集電箱No.1・No.2へ配線を集約
  5. 既設電柱を使用してキュービクル側まで架空配線を実施
  6. キュービクル側にRPR・OVGR・ZPD・Smart Logger等の連系設備を構成
  7. 接続先、保護機器、監視設備を確認して連系に必要な配線を実施

高圧受電設備側で対応した内容

自家消費型太陽光発電では、PCSや太陽光パネルだけでなく、既設キュービクル側の接続確認が重要です。

本事例では、RPR・OVGR、ZPD、Smart Logger、遠隔監視、集電箱、MCB・ELBなどを含めて、太陽光発電設備を既設受電設備へ接続する構成としています。

図面上では、HUAWEI SUN2000-20KTL-M3を6台使用し、集電箱No.1・No.2を介して、既設キュービクル側へ接続する構成が確認できます。

法人・畜産施設向け太陽光では、受電設備側の確認が必須です。
PCS容量、集電箱、幹線サイズ、キュービクル側の空き、保護継電器、ZPD、CT・VT、監視装置、停電作業の範囲を確認したうえで施工計画を組む必要があります。

施工時に注意したポイント

養豚場では、施設の稼働を止めにくく、場内の車両動線や作業動線にも配慮が必要です。

また、PCSからキュービクルまでの距離が長いため、配線方式、電柱ルート、幹線サイズ、接地、保護機器、キュービクル側の接続点を慎重に確認しました。

  • PCS設置位置とキュービクルまでの距離を確認
  • 既設電柱を利用できるか現地で確認
  • 架空配線ルートと場内動線の干渉を確認
  • 集電箱からキュービクルまでの幹線ルートを整理
  • RPR・OVGR・ZPD・Smart Loggerの構成を確認
  • 停電作業や既設設備への影響を確認

同じような畜産施設・農業施設の方へ

養豚場、養鶏場、農業施設、食品関連施設などでは、換気設備、ポンプ、空調・温度管理設備、照明などにより、日中も一定の電力を使用するケースがあります。

そのため、太陽光発電を施設内で使う自家消費型太陽光発電を検討できる場合があります。

ただし、導入可否は、屋根・土地の条件、PCS設置場所、既設キュービクルまでの距離、配線ルート、既設電柱の有無、受電設備の状態、電力使用量データによって変わります。

畜産施設・工場の自家消費型太陽光をご検討の方へ

みらい電設では、法人向け自家消費型太陽光発電の設計・施工、PCS設置、集電箱設置、架空配線、キュービクル接続、継電器取付、電力申請、使用前自己確認まで対応しています。

PCS設置位置とキュービクルまでの距離が長い案件では、地中埋設だけでなく、既設電柱を活用した架空配線も含めて、現地条件に合わせた配線計画が重要です。