ハンファジャパン Q.READY|太陽光・蓄電池を後付けできる住宅用システム

ハンファジャパン Q.READY 住宅用太陽光・蓄電池システムの説明図。太陽光発電 Re.RISE からパワーコンディショナ QREADY-R59、蓄電システム QREADY-B77/B97、V2H へ後から追加できる構成と、Style1〜4、定格出力5.9kW・蓄電池容量7.7/9.7kWh・15年保証・2033年12月までの増設可能期間を示す。

ハンファジャパンの Q.READY は、まず太陽光発電を設置し、暮らしの変化に合わせて蓄電池やV2Hを後から追加できる拡張型の住宅用システムです。中核となるのがパワーコンディショナ QREADY-R59-1/R59-2。このページでは、R59の仕様、Re.RISE太陽光パネルとの組み合わせ、B77/B97蓄電池の違い、そして当社(みらい電設)の実際の施工事例まで、電気工事の施工店の視点で解説します。

01Q.READY(QREADY-R59)とは

Q.READY は、太陽光発電・パワーコンディショナ・蓄電池・V2H を、必要なときに必要な分だけ組み合わせられるハンファジャパンの住宅用エネルギーシステムです。最初は太陽光発電だけで導入し、後から蓄電池やV2Hを追加できる点が最大の特徴です。

その中核が、拡張型パワーコンディショナ QREADY-R59-1/R59-2 です。R59は太陽光の電気を家庭で使える電気に変換しながら、将来の蓄電池・V2H接続をあらかじめ想定した設計になっています。

※ブランドについて:Re.RISE はハンファジャパンが日本の住宅向けに展開するブランド、Qcells はグローバルブランドです。太陽光パネル「Re.RISE」とパワコン・蓄電池「Q.READY」は、いずれもハンファジャパンの製品です。

02QREADY-R59-1/R59-2 の仕様と違い

R59-1 と R59-2 は定格出力や太陽光入力などの基本仕様が共通で、R59-2 は逆潮流機能付きという違いがあります。系統や設置条件に合わせて選定します。両機種とも 2026年3月にIoT製品のセキュリティ規格「JC-STAR」★1を取得しており、2026年現在の現行機器です。

項目QREADY-R59-1 / R59-2
定格出力5.9kW(自立出力 5.9kVA)
太陽光入力3回路(1回路あたり2.2kW/3回路合計6.6kW)
系統連系時のPV変換効率96%
外形寸法(取付金具含む)444 × 601 × 200mm
質量(取付金具含む)21.8kg
設置屋外
R59-2 固有逆潮流機能付き
認証JC-STAR ★1(2026年3月取得)
接続できる蓄電池QREADY-B77-1 / QREADY-B97-1

仕様値はハンファジャパン公式資料に基づきます。

03Q.READY の4つの構成(Style 1〜4)

Q.READY は、太陽光を中心に段階的に構成を選べます。ハンファジャパンは次の4スタイルを示しています。

Style 1太陽光のみ
Re.RISE + Q.READY R59
Style 2太陽光 + 蓄電池
+ B77/B97
Style 3太陽光 + V2H
R59 + V2H
Style 4太陽光 + 蓄電池 + V2H
フル構成
Q.READYの太陽光・蓄電池・V2Hの4つのシステム構成 Style 1 太陽光 R59 Style 2 太陽光 R59 蓄電池 Style 3 太陽光 R59 V2H Style 4 太陽光 R59 蓄電池 V2H
Q.READY の4つの構成(Style 1〜4)。太陽光からはじめ、蓄電池・V2Hを後から追加できます。

まず太陽光だけで始め、後から蓄電池やV2Hへ広げられるため、初期費用を抑えつつ将来の備えを残せます。「今は太陽光だけ、数年後に蓄電池」という進め方が可能です。

04太陽光パネル|Re.RISE との組み合わせ

Q.READY はハンファジャパンの Re.RISE 太陽光パネルと組み合わせて構成します。当社では、Re.RISE-G3 440 と QREADY-R59-2 を組み合わせた施工実績があります。使用するパネルは、屋根条件・設計容量・メーカーの適合情報を確認して選定します。

当社では、Re.RISE-NT1 445 の施工実績も豊富です(後述の通常パワコン HWJP との組み合わせ)。屋根の形状・面積・方位、必要な発電量、将来の蓄電池・V2H計画に合わせて、パネルの種類と枚数、R59の構成を決めます。

Re.RISE-G3 440 は出力440W・変換効率22.5%・製品/出力保証25年(ハンファジャパン公式値)。当社施工事例(後述の小田原市)で採用したパネルです。

05蓄電池 QREADY-B77-1 と B97-1 の違い

Q.READY の蓄電池ユニットは B77-1 と B97-1 の2種類です。選ぶポイントは容量だけでなく「出力」です。出力は、停電時などに蓄電池から家へ同時に供給できる電力の大きさを表します。

項目QREADY-B77-1QREADY-B97-1
公称容量7.7kWh9.7kWh
初期実効容量6.8kWh8.6kWh
出力 / 自立出力4.0kW / 4.0kVA5.9kW / 5.9kVA
本体質量73kg87kg
本体寸法458 × 608 × 268mm458 × 700 × 268mm
防水・防塵IP55相当IP55相当
設置屋外屋外
Q.READY B77-1とB97-1の容量と出力の違い QREADY-B77-1 容量7.7kWh 初期実効容量6.8kWh 出力4.0kW QREADY-B97-1 容量9.7kWh 初期実効容量8.6kWh 出力5.9kW 容量だけでなく、停電時に使える出力にも差があります
QREADY-B77-1 と B97-1 の違い(容量・初期実効容量・出力)

たとえば「停電時にエアコンやIHなど大きな電力の機器も動かしたい」場合は、容量だけでなく出力5.9kWのB97-1が選択肢になります。使い方に合わせて容量と出力の両面で選びます。

06後から蓄電池・V2H を追加できる仕組み

Q.READY R59 は、はじめから蓄電池・V2Hの追加を前提に設計されています。そのため、最初は太陽光だけで導入し、生活スタイルや電気料金の変化に合わせて後から蓄電池やV2Hを追加する、という進め方ができます。

既に太陽光をお使いの方の「蓄電池の後付け」全般については、蓄電池 後付けの技術解説ページもあわせてご覧ください。

07増設できる期間(2033年12月まで)

Q.READY は「後から追加できる」だけでなく、その期間も示されています。ハンファジャパンの2026年公式カタログでは、蓄電池・V2Hの増設可能期間を2033年12月までとしています。

つまり、いま太陽光とR59を設置しておけば、2033年12月までの間に、暮らしの変化に合わせて蓄電池やV2Hを追加できるということです。導入計画を立てるうえでの目安になります。

※増設可能期間はハンファジャパン公式カタログ(2026年)の記載に基づきます。最新情報はメーカー資料をご確認ください。

08実施工例|小田原市(Re.RISE-G3 440 × Q.READY R59-2 × B77-1)

神奈川県小田原市|太陽光+蓄電池

神奈川県小田原市のスレート屋根に設置したRe.RISE-G3 440太陽光パネル
小田原市の実施工(スレート屋根/Re.RISE-G3 440×4・QREADY-R59-2・QREADY-B77-1 蓄電池)
小田原市case-2386の機器構成 Re.RISE-G3 440太陽光パネル ×4枚 QREADY-R59-2拡張型パワコン QREADY-B77-1蓄電池 7.7kWh
小田原市|1.76kW|スレート屋根|蓄電池7.7kWh(case-2386 実施工の構成)
太陽光パネルRe.RISE-G3 440 × 4枚(1.76kW)
パワーコンディショナQREADY-R59-2
蓄電池QREADY-B77-1(公称7.7kWh)
屋根スレート/勾配5.9寸(約31°)
工事内容太陽光+蓄電池設置・配線・接続確認・動作試験

拡張型パワコン R59-2 と蓄電池 B77-1 を組み合わせた、Q.READY の代表的な構成です。小田原市の施工事例を見る

09通常のパワコン(HWJP)との違い

ハンファジャパンには、通常の太陽光用パワーコンディショナ HWJP-RA/HWJP-KA シリーズもあります。HWJPは太陽光発電のための標準的なパワコン、Q.READY R59 は蓄電池・V2Hを後付けできる拡張型という位置づけの違いがあります。

当社では、通常パワコン・拡張型パワコンの両方に施工実績があります。

施工事例太陽光パネルパワコンタイプ
厚木市Re.RISE-NT1 445 × 5枚(2.225kW)HWJP-RA44-6通常太陽光PCS
藤沢市Re.RISE-NT1 445 × 12枚(5.34kW)HWJP-KA55-6通常太陽光PCS
小田原市Re.RISE-G3 440 × 4枚(1.76kW)QREADY-R59-2拡張型PCS+蓄電池
通常パワコンHWJPとQ.READY R59の拡張性の違い 通常パワコン(HWJP) Re.RISE 太陽光 HWJP-RA / KA 家庭で使用 当社実績 HWJP:厚木・藤沢 Q.READY(R59) Re.RISE 太陽光 QREADY-R59 蓄電池 V2H 当社実績 R59:小田原
将来、蓄電池・V2Hを考えるかでパワコンの選び方が変わります。

「今は太陽光だけで十分」という場合は通常パワコン、「将来蓄電池やV2Hを考えたい」という場合はQ.READY R59、というように、ご計画に合わせて選べます。

10価格・保証・設置時の注意点

価格の考え方

機器のメーカー希望小売価格(税込・参考)は、QREADY-R59が880,000円、B77-1が1,991,000円、B97-1が2,651,000円です。ただし実際の設置費用は、屋根・パネル枚数・構成・工事内容によって変わります。太陽光パネル単価だけでなく、パワコン・蓄電池・架台・配線・工事までを含めた総額でご判断ください。具体的なお見積りは、太陽光は太陽光発電のページ、蓄電池は家庭用蓄電池のページからご相談ください。

保証

メーカー保証:ハンファジャパンは、所定の保証条件・保証申請に基づき、Q.READY 2 の蓄電システムを15年保証します。保証の適用には条件があります。

みらい電設の延長保証について

みらい電設では、対象条件を満たす太陽光・蓄電池システムについて、有償の延長保証プランをご案内しています。保証対象となる機器や保証期間は、採用する機器構成・メーカー保証期間・加入条件を確認したうえで個別にご案内します。

設置時の注意点

R59・蓄電池はいずれも屋外設置です。設置スペース、既設設備との関係、将来の増設計画をふまえて構成を決めることが大切です。当社が現地を確認し、最適な構成をご提案します。

11よくある質問

Q.READY(QREADY-R59)とは何ですか?

太陽光からはじめ、蓄電池やV2Hを後から追加できるハンファジャパンの拡張型太陽光発電システムです。中核がパワーコンディショナ QREADY-R59-1/R59-2 です。

QREADY-R59-1とR59-2の違いは?

定格出力5.9kW・PV3回路など基本仕様は共通で、R59-2は逆潮流機能付きです。設置条件や系統の要件で選びます。

太陽光だけ先に設置して、後から蓄電池やV2Hを追加できますか?

できます。Q.READYは最初に太陽光とR59を設置し、後から蓄電池やV2Hを追加できる設計です。ハンファジャパンの2026年カタログでは増設可能期間を2033年12月までとしています。

蓄電池B77-1とB97-1はどちらを選べばよいですか?

容量はB77-1が7.7kWh、B97-1が9.7kWh、停電時などに使える出力はB77-1が4.0kW、B97-1が5.9kWです。容量と出力の両方で選びます。

Q.READYの保証は何年ですか?

ハンファジャパンが、所定の保証条件・保証申請に基づき、Q.READY 2の蓄電システムを15年保証します。

通常の太陽光パワコン(HWJP)とQ.READY R59は何が違いますか?

HWJP-RA/KAは通常の太陽光用パワーコンディショナ、R59は蓄電池やV2Hを後付けできる拡張型です。当社では両方の施工実績があります。

費用はどれくらいですか?

機器のメーカー希望小売価格は参考として、R59が88万円、B77-1が199.1万円、B97-1が265.1万円(いずれも税込)です。設置総額は屋根・枚数・構成・工事で変わるため、太陽光は太陽光発電のページ、蓄電池は家庭用蓄電池のページからお見積りください。

Q.READYに延長保証を付けることはできますか?

みらい電設では、対象条件を満たす太陽光・蓄電池システムについて、有償の延長保証プランをご案内しています。保証対象となる機器や保証期間は、採用する機器構成・メーカー保証期間・加入条件を確認したうえで個別にご案内します。

ハンファジャパン Q.READY の導入・お見積り

神奈川県で太陽光・蓄電池をご検討中の方は、みらい電設にご相談ください。現地を確認し、Q.READYの最適な構成をご提案します。