オール電化・家庭用太陽光発電V2H
V2Hとは?
V2Hとは“Vehicle to home(車から家へ)”のイニシャルをとった言葉です。 家から車への充電はもちろん、電気自動車に溜めておいた電気をご家庭で使うことも可能。
そのため、V2Hと電気自動車をあわせて活用すれば、車を非常用電源として使用したり、電気代の節約に役立てたりすることもできます。
現在、世界的に「脱ガソリン車」の動きで、ゆくゆくは電気自動車が主流になるとされています。
日本でも「脱炭素社会のため、2035年を目安に販売される自動車をすべて電動車にする」と発表。
エコなシステムとしてSDGsの観点からも注目されています。
※電動車とはハイブリッド車、EV、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)が対象。
今後、電気自動車の普及が進むことや自然災害によってライフラインが遮断されたときにも役立つと、注目されているのが「V2H」です。
V2Hの導入メリット
V2Hのメリットとして「非常用電源になる」「電気代の節約になる」の2つが挙げられます。
01
万が一のときの非常用電源になる
V2Hがあれば、電気自動車から家へ給電できるため、停電時でも普段に近い生活が送ることが可能です。
電気自動車は10~60kWhと大容量のものが多く、V2Hがあればその電力を以下のように活用できます。
<非常時におけるV2H・電気自動車の活用方法>
- テレビや冷蔵庫などの家電製品を同時に使う
- ライフライン復旧までの数日分、生活に必要な電気をカバーする
- スマートフォンやタブレットなど、連絡・情報収集の手段を絶やさないための充電に充てる
※電力をまかなえる日数や使える家電製品は、V2Hの出力・電気自動車の容量などにより異なります。
また、出力の大きなV2Hであれば、夏や冬に停電が起きてもエアコンが使えるため快適に過ごせます。
とくに小さなお子さまやご高齢の方・ペットのいるご家庭ではメリットの多い設備です。
02
電気代の節約になる
V2Hを活用すれば、節電・節約ができます。
太陽光発電システムを設置しているご家庭は、昼間に余った電気は売電せず、電気自動車へ溜めておくのがおすすめです。
夜に電気自動車に溜めた電気を使って買電しないことで、電気代がお得になります。
一方、太陽光発電システムがないご家庭は、電気代の安い夜に電気自動車へ電気を溜めておき、昼間にその電気を使うことで節約効果を狙えます。
V2Hはこのように、日ごろの暮らしにも非常時にも役立つ便利な設備です。
みらい電設の
V2Hが選ばれる理由
REASON01
お客様の利益第一
V2Hは導入するメリットが大きい設備ですが、導入費用や設置工事費用は決して安くありません。
そのため、お客様のご負担ができるだけ軽くなるよう、丁寧なヒアリングと調査をもとにお見積りや設計・ご提案をいたします。
REASON02
電気設備のプロが持つ知識と技術
「みらい電設」の社員は、全員が国家資格を取得した「電気設備のプロ」です。
産業用から一般住宅まで、数々の設備における設計・施工・管理に携わり、多くのノウハウを蓄えています。
豊富な実績や知識・技術をもとに設置いたしますので、ご相談から運用まで、各種申請業務もまるっとお任せください。
REASON03
充実したアフターフォロー
設備導入後は、定期的な設備点検やメンテナンスを実施いたします。
お客様が安心して設備を使用でき、経済的メリットを最大限引き出せるよう、しっかりフォローいたします。
長いお付き合いのできる「みらい電設」へ、ぜひお任せください。
V2Hのおすすめ商品紹介
ニチコン株式会社 EVパワー・ステーション
EVパワー・ステーションは、世界初のV2H システムを開発したニチコンが手掛ける、低価格で高品質なV2Hです。
「みらい電設」では「スタンダードモデル(3.7mケーブル)」「スタンダードモデル(7.5mケーブル)」「プレミアムモデル」の3種類を取り扱っています。
スタンダードモデル
(3.7mケーブル)
希望小売価格
498,000円~
(消費税・工事費別)
[停電時出力]
100V機器へ3kVAまで
[余剰電力の使い道]
EV充電・売電優先の設定可(通常時のみ)
シンプルな基本機能を備えたV2Hを、リーズナブルに活用したい場合におすすめのモデルです。
停電時に冷蔵庫やテレビなどを同時に使っても、約3日間は普段と近い生活を送れます。
(※40kWhタイプの電気自動車の電気を80%使用する場合を想定)
スタンダードモデル
(7.5mケーブル)
希望小売価格
548,000円~
(消費税・工事費別)
[停電時出力]
100V機器へ3kVAまで
[余剰電力の使い道]
EV充電・売電優先の設定可(通常時のみ)
ケーブルが7.5mと長いため、車をどの向きで停めても接続に不便さを感じにくいモデルです。
基本的な性能は、3.7mタイプのスタンダードモデルと変わりありません。
プレミアムモデル
(各種7.5mケーブル)
希望小売価格
898,000円~
(消費税・工事費別)
[停電時出力]
100V/200V機器へ6kVAまで
[余剰電力の使い道]
EV充電・売電優先の設定可(売電優先設定のみ、緊急時選択不可)
「アプリでの遠隔操作可」「200V機器に対応(エアコン利用も可)」などの機能が備わる、高性能のV2Hです。
40kWhの電気自動車とあわせて使えば、テレビや冷蔵庫・エアコンなどを同時に使っても、1日は普段と変わらない生活が送れるでしょう。
万が一の際の備えとして最も頼りになるタイプを選びたいなら、プレミアムモデルがおすすめです。
停電時に使用できる家電・使用時間のめやす
停電時に使用できる家電・使用時間の目安(40kWhリーフの80%を使用)
スタンダードモデル | プレミアムモデル | |
---|---|---|
リビング用LEDシーリング照明 | 100W | 100W |
冷蔵庫 | 120W | 120W |
液晶テレビ | 170W | 170W |
ノートパソコン、ルーターなど | 30W | 30W |
スマートフォン充電器2台 | 10W | 10W |
200Vエアコン※1 | 750W | |
合計 | 430W | 1180W |
使用可能時間 | 74時間(約3日) | 27時間(約1日) |
平均的な家庭における試算値であり、保証値ではありません。
※1 スタンダードモデルでは停電時に200V機器を使用できません。100Vエアコンであれば使用できます。
V2Hで利用できる補助金
V2Hの導入には、数十万円~170万円程度の本体価格+工事費など多額の費用がかかります。
しかし、国や自治体からの補助金を活用することで、導入費用を抑えることが可能です。
V2Hの導入に活用できる国からの補助金には、2022年2月時点で決定されているものとして、以下の2つが挙げられます。
1.経済産業省 「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」
この補助金は、法人・地方公共団体のみを対象にしており、個人宅は対象外になる点に注意しましょう。
団体でV2Hを導入する際の補助金額は、以下の通りとなっています。
種類 | 設備費 | 工事費 |
---|---|---|
経路充電 | 定額 | 定額 |
目的地充電 | 1/2 | 定額 |
基礎充電 | 1/2 | 定額 |
※いずれも上限額あり
2.SIIのDP(ダイナミック プライシング)補助金
この補助金は、SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)による補助金です。
「再エネ電気を最大限活用するため、卸電力市場価格等に合わせ、電動車の充電時間のシフトを促し、その実施内容のデータ等を取得し、効果を検証する実証を行うことで、DERを活用した安定かつ効率的な電力システムの構築と、再生可能エネルギーの普及拡大を図ることを目的とする」とし、V2Hの種類に応じて50万円~106万円程度の補助金が出されます。
<補助金例>
ニチコンV2H | 工事費25万円とした場合の補助金額 |
---|---|
スタンダード | 509,000円 |
プレミアム | 709,000円 |
プレミアムPlus | 1,060,000円 |
トライブリッド | 860,000円 |
詳しくはこちら:SII:一般社団法人 環境共創イニシアチブ|事業トップ(令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業)
このほかにも、各地方自治体で補助金を設定しているところもあります。
例えば、東京都「電気自動車等の普及促進事業(V2H)」、大阪府堺市「堺市スマートハウス化支援事業」などです。
国や自治体の補助金をチェックし、費用負担を最小限に抑えたご提案を差し上げます。
V2H導入までの流れ
実際にご家庭にV2Hを設置し、運用するまでの流れをご紹介します。
V2Hに関することであれば、価格・お支払方法・補助金などを含めてなんでもご相談いただけます。
全国どの地域にも対応しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
V2Hの設置に際し、いくつかのヒアリングをさせていただきます。
ヒアリングで伺った内容を踏まえ、最適なお見積り書の作成・提示をさせていただきます。
ご提案した機種やお見積りの内容・金額にご承諾いただけた場合、ご契約をさせていただきます。
運用までのスケジュールをご提示するとともに、並行して補助金の申請などもいたします。
国家資格を保有する、経験と実績の豊富な職人が設置施工をいたします。
設置後は点検やご説明を行い、問題がなければ取り扱い説明書や保証書とともにお引渡しとなります。
導入したての設備の場合、はじめはさまざまな疑問が生じるでしょう。
疑問点が浮かんだ際にお問い合わせいただければ、丁寧に対応させていただきます。
また、お客様が高い費用対効果を得るために欠かせない点検・メンテナンスも迅速に対応いたします。
よくあるご質問
Q
すでに自宅へ太陽光発電システムを付けているのですが、V2Hも設置できますか?
A
約1㎡の設置スペースさえあれば、導入いただけます!
ただし、おすすめの活用方法はFIT制度の適用期間かどうか・設備などの条件で変わりますので、お気軽にご相談ください。
Q
太陽光発電システムを設置していないのですが、V2Hは付けられますか?
A
可能です。
V2Hの活用に最低限必要な設備は、V2Hと電気自動車のみとなります。
太陽光発電システムがあればよりお得・便利に活用できますが、必須の設備ではありません。
Q
V2H自体に蓄電機能はありますか?
A
V2Hは電気自動車へ蓄電するシステムのため、そのものに蓄電機能はありません。(※一部製品を除く)
Q
電気自動車であれば、すべてV2Hに対応していますか?
A
V2Hに対応している車種は限られるため、電気自動車であればすべての車で使えるわけではありません。
ご不安な方はお気軽にご相談ください。