太陽光発電メンテナンス(O&M)除草サービス

定期的な除草で避けられる3つのトラブル

雑草の影による発電量の低下

適切な除草をしないまま放置しておくと、多くの雑草は人の背丈を超える高さまで成長してしまいます。

当然、背丈の高い雑草がパネル表面を超えてしまうと、雑草の影がかかりパネルの発電量がガクンと落ちてしまうため売電に大きな損失をあたえます。

また、地面から背丈以上に伸びる雑草以外にも厄介な雑草があります。

それは「つる草」です。

つる草の繁殖力はとても強く、放っておくと支柱から架台レールをつたい、あっという間にパネルの表面を覆いつくしてしまいます。

太陽光発電のシステムは、複数のパネルを直列でつないだ回路（ストリング）で構成されているため、パネルにかかった一部の影が回路全体に影響をあたえます。

そのため、正常な状態と雑草の影がかかった状態では、売電量に大きな差がでてしまいます。

ケーブルなどの盗難被害

敷地内だけでなく周囲が雑草に覆われてしまうと、発電所内部の様子はまったく見えない状態となってしまいます。

多くの太陽光発電所は、田畑の遊休地など人目につきにくい場所に設置されているため、ケーブルなどの盗難被害が全国的に発生していることは知られた事実です。

その中でも、被害にあった発電所のほとんどが、適切な除草管理がされていない、盗みを犯しやすい環境だったという共通点があります。

被害は保険でまかなうことも可能ですが、売電補償がない保険では復旧までの売電がストップした状態なので、その損失は非常に痛いものとなります。

害獣の侵入による被害

イノシシやイタチ、ハクビシンなどの害獣が敷地内に侵入することで起きる被害も深刻です。

雑草が繁殖した発電所では、エサとなる昆虫や小動物がいることや、身を隠すための絶好の場所として、これらの害獣が好んで侵入し、棲みつくことが多々あります。

発電設備に危害を加えなければ見過ごせますが、ケーブルをかじったり、パネル面を歩いたりと、発電トラブルの原因をつくってしまうのです。

そのため、人が定期的に敷地内に入り除草管理することは、これらの害獣に人間の気配を感じさせることができるので、被害を未然に防ぐうえで効果的といえます。