高圧受電設備改修|点検指摘・PCB確認・設備老朽化を段階更新で整理

建物・設備オーナー / EPC・工事会社向け

点検指摘・PCB確認・設備老朽化を、
段階更新で整理します

主任技術者の点検で更新を指摘された高圧受電設備を、全更新ありきではなく必要な範囲から整理します。20年超設備、古い変圧器、PCB確認、停電条件を踏まえ、段階更新の可否を確認します。

高圧受電設備改修・キュービクル更新工事
高圧設備改修
段階更新を
計画立案
優先順位を整理して提案
継電器取付・
受電改修
太陽光連系の改修にも対応

点検指摘・銘板確認・停電条件をもとに、必要な範囲から改修計画を整理します。

高圧受電設備改修と継電器取付の対応範囲

高圧受電設備改修全般は神奈川県内を目安に対応しています。自家消費太陽光発電に伴う継電器取付・受電設備側改修は、EPC会社・工事会社向けに広域対応しています。

  • キュービクル・PAS・変圧器・高圧ケーブル更新
  • OVGR・RPR・ZPD・VT・CT 取付
  • 段階更新計画・停電工程の整理
  • 自家消費太陽光連系に伴う受電側改修

改修の対象

高圧受電設備改修とは

高圧受電設備改修とは、キュービクル、PAS、高圧ケーブル、変圧器、遮断器、保護継電器などを対象に、老朽化や設備増設に応じて、安全に運用できる状態へ整える工事です。

建物・設備の高圧受電設備は、長期使用により絶縁劣化、機器寿命、部品供給停止などのリスクが進行します。改修の対象設備は1つではなく、キュービクル本体、PAS、高圧ケーブル、変圧器、遮断器、保護継電器、盤内配線、計器類など多岐にわたります。それぞれの状態に応じて、更新範囲と優先順位を整理することが必要です。

  • キュービクル

  • PAS

  • 高圧ケーブル

  • 変圧器

  • 遮断器・開閉器

  • 保護継電器

  • 盤内配線・計器類

  • 受電側改修(太陽光連系)

改修の検討時期

高圧受電設備改修を検討するタイミング

高圧受電設備改修は、故障してから検討するものではありません。主任技術者の点検指摘、20年超設備、古い変圧器、全更新見積をきっかけに、段階的な改修計画を立てることが重要です。

多くの場合、改修検討のきっかけは主任技術者による年次点検や月次点検報告書での指摘です。設備の使用年数が20年を超えている場合、変圧器、PAS、高圧ケーブル、キュービクル内機器の老朽化が進んでいる可能性があります。すぐに全更新する必要があるとは限りませんが、更新の優先順位を整理し、改修計画を立て始めるタイミングです。

CASE 01

主任技術者の点検で指摘を受けた

点検報告書で老朽化、絶縁劣化、更新推奨などの指摘がある場合は、改修範囲の整理が必要です。

CASE 02

設備の使用年数が20年を超えている

20年超をひとつの目安として、故障リスク、部品供給、停電時の復旧リスクを確認します。

CASE 03

古い変圧器・コンデンサーを使用している

製造年が古い機器は、PCB含有の可能性があります。確認と処分計画の整理が必要です。

CASE 04

全更新の見積が高額で判断できない

全更新が難しい場合は、変圧器、PAS、高圧ケーブル、盤内機器など、優先順位をつけて段階更新を検討します。

PCB確認

古い変圧器・コンデンサーを使用している場合はPCB確認も重要です

古い変圧器・コンデンサーを使用している場合は、低濃度PCB含有の可能性があり、設備更新とあわせてPCB確認・処分計画を整理する必要があります。

1993年以前に製造された変圧器等、または1990年以前に製造されたコンデンサー等を使用している場合は、低濃度PCB含有の可能性を確認する必要があります。設備更新の検討と同時に、PCBの分析、処理、助成金の活用、停電工程をまとめて整理することで、二度手間や費用増を防げます。

PCB確認は、銘板確認、メーカー確認、採油分析、助成金申請、処分先調整、停電工程の確保まで時間がかかります。処分期限直前に動き始めると、分析・申請・工事・処分の工程が間に合わない可能性があるため、古い変圧器やコンデンサーを使用している場合は早めの確認が必要です。

低濃度PCB廃棄物の処理期限と助成制度

処理期限:令和9年3月31日
  • 低濃度PCBに汚染された廃棄物は、令和9年3月31日までに保管事業者が適正処理する必要があります。
  • 中小企業・個人事業主等を対象に、分析費・処理費の一部を支援する助成制度があります。
  • 分析費・処理費に対して、補助率2分の1の助成が案内されています。
  • PCBの分析・処理は、交付決定通知書を受領した後に実施する必要があります。
  • 交付決定前に分析や処理を実施した場合、助成金の交付対象外になります。

低濃度PCB廃棄物の処理支援制度については、公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団の案内をご確認ください。

産業廃棄物処理事業振興財団 助成金ページ ↗
注意 PCB含有の有無は、銘板情報、メーカー確認、採油分析などにより確認します。確認作業は感電リスクを伴うため、電気主任技術者等に相談のうえで進める必要があります。

判断軸

全更新か部分更新かを判断する4つの軸

高圧受電設備改修は、全更新か部分更新かを金額だけで判断するものではありません。安全上の優先度、PCB確認・処分期限、停電影響、将来計画との整合を確認し、今すぐ対応すべき範囲と段階更新できる範囲を切り分けます。

AXIS 01

安全上、先送りできない範囲

絶縁劣化、保護機能の動作状況、機器の状態、主任技術者の指摘内容を確認し、緊急度の高い箇所を特定します。

AXIS 02

PCB確認・処分期限との整合

古い変圧器等を使用している場合は、PCB確認と処分期限を踏まえて更新時期を整理します。

AXIS 03

停電時間と施設運営への影響

工場・倉庫・施設の稼働に影響しない停電時間帯と工程を検討し、複数回の停電に分けるなどの工夫を整理します。

AXIS 04

将来計画との整合

自家消費太陽光発電、蓄電池、設備増設を予定している場合は、後からやり直しが出ない改修範囲を整理します。

段階更新の考え方

全更新が難しい場合でも、すべてを先送りする必要はありません。安全上先送りできない範囲、PCB確認が必要な範囲、将来の太陽光発電・蓄電池導入と関係する範囲を分けて、段階的に改修計画を立てることができます。

PHASE 01

安全上必要な範囲を先に更新

PAS、高圧ケーブル、劣化が進んだ盤内機器など、主任技術者の指摘内容をもとに優先度を整理します。

PHASE 02

PCB確認・変圧器更新を計画

古い変圧器やコンデンサーについて、銘板確認、採油分析、助成金申請、処分工程を整理します。

PHASE 03

将来設備と整合させる

自家消費太陽光発電、蓄電池、設備増設を予定している場合は、後からやり直しが出ない改修範囲を整理します。

対応範囲

当社が対応できる高圧受電設備改修

当社では、建物・設備オーナー向けの高圧受電設備改修と、EPC会社・太陽光工事会社向けの自家消費太陽光発電に伴う継電器取付・受電側改修に対応しています。

高圧受電設備改修の現地確認
高圧受電設備改修・継電器取付の施工現場
自家消費太陽光発電に伴う受電設備側改修

建物・設備オーナー向けの高圧受電設備改修

主任技術者の点検指摘、設備老朽化、PCB対応、太陽光連系に伴う改修などに対応します。全更新ではなく、優先順位をつけた段階更新計画もご相談ください。

  • キュービクル更新

  • PAS交換

  • 高圧ケーブル更新

  • 変圧器更新

  • 盤内機器更新

  • 停電計画

  • 搬入計画

  • 段階更新計画

EPC会社・工事会社向け|自家消費太陽光発電に伴う継電器取付

自家消費型太陽光発電を高圧受電設備へ連系する際に必要となる、保護継電器の取付・受電設備側改修に対応します。EPC会社、太陽光工事会社、元請工事会社からのご相談にも対応します。

  • OVGR取付

  • RPR取付

  • ZPD取付

  • VT取付

  • CT取付

  • 盤内スペース確認

  • 制御配線

  • 受電設備側改修

  • 電力会社協議内容に合わせた施工範囲の整理

継電器の役割は以下の表に簡潔に整理しています。OVGR・RPR・ZPD・VT・CTの詳しい役割は、今後コラムで解説予定です。

機器 役割
VT 電圧を検出するための計器用変成器
CT 電流を検出するための計器用変成器
ZPD 零相電圧を検出し、OVGRなどと組み合わせて使用する機器
OVGR 地絡過電圧を検出する保護継電器
RPR 逆電力を検出する保護継電器
事前確認 受電設備改修や継電器取付では、既設キュービクル内に機器を収められるか、停電可能時間内で施工できるか、PCB含有の有無、電力会社協議内容と継電器構成が一致しているかを確認する必要があります。既設図面と現況が異なる場合もあるため、現地確認と主任技術者との連携を前提に施工範囲を整理します。

改修計画から施工までの流れ

点検資料の確認から、現地確認、段階更新範囲の整理、PCB確認、停電工程作成、施工、引き渡しまでを順に進めます。自家消費太陽光案件の場合は、電力申請、継電器取付、使用前自己確認の要否もあわせて整理します。

01
STEP 01
主任技術者の点検結果・資料確認

点検報告書、単線結線図、銘板写真などの資料をもとに、改修対象の初期把握を行います。

02
STEP 02
現地確認・銘板確認

キュービクル内部、PAS、高圧ケーブル、変圧器、盤内機器を現地で確認し、改修範囲を確定します。

03
STEP 03
更新必須範囲と段階更新範囲の整理

安全上の緊急度、停電影響、予算とのバランスから、優先順位を整理して提示します。

04
STEP 04
PCB確認・処分計画の要否整理

古い変圧器等がある場合は、PCB分析、助成金、処分手続き、停電工程との整合を整理します。

05
STEP 05
停電計画・施工計画の作成

施設稼働への影響、停電可能時間、復電工程、搬入経路まで含めた施工計画を作成します。

06
STEP 06
改修工事・引き渡し

計画に従って施工し、動作確認、書類整備のうえ引き渡します。自家消費太陽光案件では電力申請、使用前自己確認の要否も整理します。

関連サービス

使用前自己確認が必要な案件との連携

自家消費型太陽光発電や高圧設備改修では、工事内容や設備規模により、使用前自己確認が必要になる場合があります。

このページでは高圧受電設備側の改修・継電器取付を中心に案内しています。使用前自己確認の詳細な対応範囲については、専用ページで整理しています。EPC会社、太陽光工事会社、元請工事会社、発電事業者からのご相談にも対応しています。

よくあるご質問

よくあるご質問

建物・設備オーナー、EPC会社・太陽光工事会社の双方から多く寄せられる質問をまとめています。

点検で更新推奨と言われました。すぐ全更新が必要ですか?

必ずしも全更新が必要とは限りません。指摘内容、機器の状態、停電条件、予算を踏まえ、安全上先送りできない範囲と段階更新できる範囲を切り分けることをおすすめします。

設備が20年を超えています。更新した方がよいですか?

20年は更新検討のひとつの目安です。即時の全更新ではなく、機器ごとの劣化状況、部品供給、停電時の復旧リスクを確認したうえで、優先順位を整理することをおすすめします。

古い変圧器を使っています。PCB確認も必要ですか?

1993年以前に製造された変圧器等、または1990年以前に製造されたコンデンサー等をご使用の場合は、低濃度PCB含有の可能性を確認する必要があります。銘板確認、採油分析等で含有の有無を確認します。

PCB処分の助成金は使えますか?

中小企業・個人事業主等を対象に、低濃度PCB廃棄物の分析費・処理費の一部を支援する助成制度が案内されています。要件、補助率、申請の流れは産業廃棄物処理事業振興財団の最新案内をご確認ください。なお、分析・処理は交付決定通知書を受領した後に実施する必要があります。

部分更新・段階更新はできますか?

対応可能です。安全上、先送りできない範囲を先に対応し、その他は予算と停電条件に応じて段階的に進める計画をご提案します。

キュービクル更新ではなく、変圧器やPASだけの交換も可能ですか?

対応可能です。既存キュービクル内の変圧器、PAS、高圧ケーブル、盤内機器の単独交換、組み合わせ交換にも対応します。停電条件と機器寸法を現地で確認のうえ計画します。

自家消費太陽光発電に伴う継電器取付だけ依頼できますか?

対応可能です。EPC会社、太陽光工事会社、元請工事会社からのご相談に対応しています。電力会社協議内容、盤内スペース、制御配線まで含めて対応範囲をご提案します。

使用前自己確認も依頼できますか?

対応可能です。詳細は使用前自己確認ページにて整理しています。EPC会社、太陽光工事会社、元請工事会社、発電事業者からのご相談に対応します。

図面がない場合でも相談できますか?

単線結線図がない場合でも、現地確認、銘板写真、点検報告書をもとに対応します。必要に応じて主任技術者と連携し、改修計画を整理します。

会社情報・許可登録

会社情報・許可登録・対応エリア

みらい電設は神奈川県平塚市を拠点に、建設業許可を有する電気設備工事会社として、高圧受電設備改修と継電器取付に対応しています。

高圧受電設備改修と継電器取付は、設計、施工、申請、アフターまで一貫対応できる施工会社にご相談ください。みらい電設は神奈川県平塚市を拠点に、建設業許可を有する施工会社として、法人向け電気設備工事に対応しています。

会社
みらい電設株式会社

神奈川県平塚市拠点。法人向け太陽光発電・自家消費・蓄電池・EV充電器・高圧受電設備改修・継電器取付の設計、施工、申請、アフターまで一貫対応しています。

許可・登録
建設業許可・電気設備工事対応

建設業許可:神奈川県知事許可 第088603号
川崎市 太陽光発電設備普及事業者登録
小田原市 販売・施工事業者登録

対応エリア|高圧受電設備改修
神奈川県内

キュービクル更新、PAS交換、高圧ケーブル更新、変圧器更新、盤内機器更新、段階更新計画は神奈川県内を目安に対応しています。

対応エリア|継電器取付・受電側改修
関東・宮城・福島・長野・静岡

自家消費太陽光発電に伴うOVGR・RPR・ZPD・VT・CT取付、受電設備側改修は、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・宮城県・福島県・長野県・静岡県で対応しています。

お問い合わせ

高圧受電設備改修・継電器取付のご相談

高圧受電設備の全更新・部分更新の判断、点検指摘、PCB確認を踏まえた段階更新計画についてご相談ください。EPC会社・工事会社からの、自家消費太陽光発電に伴う継電器取付・受電設備側改修にも対応します。

▼ ご相談内容の目安

建物・設備オーナーの方:点検指摘、老朽化、PCB確認、全更新・段階更新の判断についてご相談ください。

EPC会社・工事会社の方:自家消費太陽光発電に伴うOVGR・RPR・ZPD・VT・CT取付、受電設備側改修についてご相談ください。

▼ 相談時にあるとよい資料・情報
  • 単線結線図
  • 年次点検報告書
  • 改修目的
  • 点検で指摘された内容
  • 既設キュービクルの写真
  • 変圧器・コンデンサー等の銘板写真
  • 施設所在地
  • 停電可能な曜日・時間帯
  • 太陽光連系時の連系条件・設備概要